『ににん』41号が発送された。多分1日には届くのではないだろうか。今回は発送も印刷所に頼んでしまった。それがやはり失敗だった。出来上がった本を見ないでの発送はやはり不安がある。そうしてやはり大きなミスがあった。
10年も続けてきながら、どうしていつもいつもその歳月が昨日のように思えるのか、ようやく分かったような気がする。毎回のように、失敗があるからだ。何も積み重ねがないような気分が続くからである。今回は特に表2の10周年の挨拶の署名がないのである。なんで誰も気がつかないの、と言ってみても、自分が一番悪いのだから仕方がない。発送を自分でやっていれば、一冊ごとに署名くらいは出来たのに。
今回初めて白の表紙を使ったのは、今までの線描の絵ではないからだ。3ページのグラビア(とは言ってもモノクロ)と巻末の「ににん」履歴で10年の締めくくりをした。特集は「物語を詠む」であるが、入会して半年くらいの人も挑戦したのは凄い。
同人誌は試みの場だと思っている。だから、ただ今までの中の集積を集めるだけではつまらない。いろいろな意見はあるだろうが、やはりこれからも試みを続けたい。