B5版のこの本は「俳句四季」に毎月発表されていた「今月の華」の頁から戦前、戦中生れの俳人161名を一集におさめたもの。見開きの初めに作者の一句を掲げて、その句にまつわるエッセイと著者の肖像のカラー頁が飛び込んでくる。それは、おのずと秀句集の形態をとっている。
薔薇園を去れと音楽鳴りわたる 喜代子
出版社の依頼の一句をどれにしようかと思っていたときに、この句を口ずさんで下さった方がいたので、思わずこれに決めてしまった。
ipadが普及し始めたことで、ブックスキャンを行う会社も増えたようだ。検索してみると、どれがいいのか、どんな仕上がりになるのか解りにくい。それ以上に作業を完成させてくれるのに要する日数に巾がある。取りあえずお試しにと3社に依頼してある。一回目は「急ぎ」という特別依頼で2週間くらい。今待っているのは、その急ぎという特別料金が必要無くて2週間くらいの出来上がる会社。もう一か所は一ヶ月以上の日数が必要で、しかも、作業に取り掛かれる予定日の一週間前くらいに品物を納入してくれというややこしいもの。清水哲男さんが頼んでいるいるところは、「二、三日だよー」と言っていたので、かなりいろいろだ。
日数のみならず、依頼の中身もいろいろなメニューがある。本の頁数によって一冊でも二冊分の費用が必要なところ、これは案外普通のようである。「タイトルをオリジナルにする」「文字の大きさを指定」「ocr使用」とか。しかし、最初にお試しで行った会社は、そうした条件のチエック項目がなかったが文字検索が出来て、一番懸念していた箇所をクリアしている。とりあえず、使い慣れるしかない。あと、慣れなくてはならないのが、もう一つの電子書籍を買う方法である。
HTML convert time: 0.189 sec. Powered by WordPress ME