英国ロイヤル・バレエ団の公演の収録画、あるいは中継が全国の映画館で上映されている。そのパンフレットを大事に仕舞っておいたのに気がついたときにはすでに「白鳥の湖」「マノン」「くるみ割り人形」は終わっていた。どれも2日間しか放映しないので、映画情報を見落としたようだ。この放映は全国の映画館で同時なので、見落とした演目を他の映画館で見るということが出来ないのだ。
私が見たのは「ジゼル」2幕。次回は「ロミオとジュリエット」収録・2月20日である。中継と収録との差異はわからないが、3月の「不思議の国のアリス」は中継だという。収録の「ジゼル」でも観客も写し、拍手もリアルに入ってくる。映画館の中でも拍手している人がいた。例えばカーテンを片腕で開けるときの布のような形で男性バレリーナ―の腕に引き寄せられてゆく女性バレリーナのしなやかさ。思わず拍手を送りたくなる。ロイヤル・オペラハウスの内部もときどき映し出されて臨場感を満喫した。ただ、英国式なのかもしれないが、男性の衣装がもう少し優雅だったら、と思った。
2 月 20 日(水) 「ロミオとジュリエット」 全 3 幕
3 月 29 日(金) 「不思議の国のアリス」 全 3 幕
4 月 10 日(水) 「眠れる森の美女」プロローグ付き・全3 幕
5 月 22 日(水) 「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」 全2 幕
以後、一カ月に一回づつの公演が放映されるようだ。