6月28日の蛇笏賞授賞式、今年は大牧宏さん。だが、この受賞のお知らせはご本人がしっかり受けたようだったが、受賞を受け取りにきたのはご本人ではなかった。でも、よかった。大牧さんは最晩年になってから、さまざまな大きな賞を受けられた。本来はもっと早く受けてもよかったのではないだろうか。
わたしは一度もお目に掛ったことがないまま月日が過ぎてしまっていたが、昨年の詩歌文学館賞を頂いたときには、一番に電話で祝ってくださった。あれが最初で最後の大牧さんとの電話の交流だった。
紫陽花が今年は濃く咲いた。
授賞式の翌日は所用で京都に行ったが、何処にもよらずにトンボ返り。ホテルの隣の小さな神社に、青々とした茅の輪が据えられていたのでお参りをしてきた。
バスの中から四条河原に張り出し川床が見えた。