2016年1月 のアーカイブ

2015年贈呈著書1 覚書

2016年1月30日 土曜日

山陰新聞文芸記事総覧(明治15年~大正元年)1999年 寺本喜徳編

島根女子短期大学 国語国文会

西池冬扇
著『俳句秤取論の試み』 --俳句言語にとって美とはなにか

能村研三随筆『飛鷹抄』  2015年 コールサック社

大久保武雄ー踏青ー日記 昭和57年~58年より。激動の時代を綴る政治家の俳句日記

川崎展宏の句による『俳句のオノマトペ』 2015年  宮腰賢

澤好摩『高柳重信の100句を読む  俳句と生涯』2015年 飯塚書店

 井上弘美著2段階添削で学ぶ『実践俳句塾』 2015年            本阿弥書店

岡崎万寿著『転換の時代の俳句力 -金子兜太の存在』 2015年  文学の森

宮腰 賢『 川崎展宏の句による句による「俳句のオノマトペ」』2015年 瀝の会発行

カステラも冬のベンチも端が好き    坪内稔典

2016年1月28日 木曜日

こんな句に出会うと、カステラとベンチの取り合わせでいろいろなバリエーションが作りたくなる。カステラの端っこはざらめ砂糖が歯にあたって、おまけに出会ったような気分になるものである。

その気分が、冬日のベンチの端を提示されたことで、さらに倍増する。多分、いろいろなカステラとベンチという条件だけで俳句を作っても、なかなかこの句のような美味しいカステラにならないような気がする。

(坪内稔典句集『ヤツトオレ』 2015年  角川書店より)。他に(子午線の町には蛸が立つてゐる)・( ウミウシとダリア私の叔父さんは)・( 友達のいない晩夏の貨物船)・(弟はすぐぶらさがる夏夕べ)・( ポケットに花屑オレは七十歳)まど。

初雪で大雪

2016年1月18日 月曜日

160118_0818~02今朝起きたら銀世界。雪が降るかも知れないという予報はあったが、降っているところを見ることもなく、積雪30センチくらいの雪景色.道には太い轍が貫いていた。

病院の予約日、積雪だけならいいのだが、雨がびしゃびしゃ降っていた。それでも、先週の予約を変更しての予約日なので,また変更というのも気がひける。外へ出てみると轍の跡の窪みは雨水が勢いよく流れて、道端に積もった雪は雨でシャーベット状。それよりなにより難儀なのは、車のタイヤが跳ね上げる泥水。

それでも、道に出たらタクシーが来た。よかった。病院も空いていた。先生がどうやって来ました、というのでタクシーで、と言ったら「よく止ってくれましたね」、という。そういうのには理由があった。薬剤師さんが出勤してこれないで、頼んだインフルエンザの予防注射もしてもらえず、処方箋の薬も貰えなかった。

駅へ出たら、電車に乗る人が構内を溢れて道にも長い列ができていた。雪は好きなのだが、それは真っ白な雪、降っていれば、その幻想的な風景がいい。それなのに、この初雪の大雪は私の眠っている間に降りつもって、目が覚めたらもう雪を溶かし始めていたのだ。

『六曜』2015年41号から 

2016年1月5日 火曜日

『575の散歩路』寄贈誌を読んで
筆者・佐藤冨美子

「俳句ににん」2015年 夏号59
(ににん発行所・埼玉県朝霞市 代表 岩淵喜代子氏)

まず表紙裏のページ、本佐梨乃氏の「英訳版 奥の細道を読む」白河の関の「day after day hadpassed vague uneasinessー 心許なき日かず重なるままに―」は刺激的だ。
岩淵代表の「鬣賞」受賞ので一冊の「鹿火屋」―原石鼎の憧憬」の書評(水野真由美氏「俳句史の地平」鬣TATEGANI155号転載記事)、また「石鼎余滴三 鈴木芳如」には、石鼎ゆかりの人々が登場する。連載評論とエッセイなど味い深い。

ににん集兼題 「正座」より。以下の六句が印象に残った。

幼子の正座の膝や春の風    大豆生田伴子
春の山町の後ろに正座せり    川村 研治
若葉さわぐ正座のできぬ闇ばかり 木津 直人
正座せずでんぐりかへる海月かな 高橋 寛治
夕暮れて正座を崩す花氷     服部さやか
正座より解き放たれて青き踏む  浜岡 紀子
八月の雲は動かずただ真白    小塩 正子

平明な言葉で詠まれ「八月」と限定している。雲は風で流されるものだが「雲は動かず」と、雲に主体性を持たせ「ただ真白」と結び詠んでいる。この「ただ」が句の重量感を増し、作者の深い想いを表しているようだ。

しやらしやらと夕風に乗る小判草    石井 圭子

小判型の小穂を一、二個ぶら下げて咲くという小判草。「しやらしやら」と風と触れ合う音が、やや古風で軽く涼しげだ。夕風に乗ってどこまでいくのだろう。夕暮れを惜しむかのようだが、明日へと続く風だ。繊細な感じの中七と、存在感のある在五の名詞止め。リズム感とバランスが心地よい。

お元日

2016年1月1日 金曜日

IMG_20151231_0001  29日に発送もほぼ終わって仕事収めと言うところ。その発送に年末をあたふたしたために、気がついたらお元日である。今年は、という抱負もないまま、月日に押し出されてしまったような感じだ。

まー、でも穏やかな一年が始まりそう。古いお札を持って1時ごろ家を出ると、半月が真上にあって近くに金星が輝いていた。その金星がどうしても二つに見える。乱視のせいだ。

金星が二つに見えるという事は、夜空の星が二倍に見えるということなのだろう。それもいいではないか。

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