日本中の人たちが、外出を控えてこの空白の時間に済ませてしまおうなどと、こつこつ何かをしているのかもしれない。わたしもカルチャーが中止となり、受講しようとしていた講座の取りやめの連絡が入り、吟行がつぎつぎ中止になっている。
お陰で、コウ子評伝にようやく取り掛かる時間が出来た。朝から初期の鹿火屋を読んでいる。わたしの持っている鹿火屋は全部スキャンをしたPDFである。そうでなければ、枯葉のような雑誌は開くたびに粉々になってしまう。
アイパットに入れてある鹿火屋を繰りながら、PCのエクセルにメモしていく作業は時間を忘れる。まずはコウ子が初期の鹿火屋にどんな風に関わっていたのかを見渡して見ることにした。
そんなことをしているうちに、「ににん」78号の校正があがってきて、宛名封筒などを用意しなければならない。