翌朝のホテルのドアノブに新聞がぶら下がっていた。「岩手日報」と「岩手日日」で、 その一面に昨日の受賞風景が載っていた。右端が短歌の伊藤一彦氏、左端が若松英輔氏。
サー今日は遠野見学ツアー。朝食後ホテルの傍らを流れる北上川の土手を散策して、すで日焼けがはじまっていそうな快晴。
遠野は、昔まだ新幹線が無いころに鹿火屋の原裕先生と出かけたのが最初だった。いまのように発展していなくて民話館など無かったし、おしらさま堂もなかった。
ただ、民家の中に祀ってある二体のおしらさまを見せて貰って帰ってきた。曲り屋に宿泊したのだが、林檎の収穫期で廊下にはごろごろと林檎が転がっていた。林檎の食べ放題、と言う感じだった。
詩歌文学館賞贈呈式に馳せ参じた受賞者と選考委員と同伴者、それに一ツ橋綜合財団の係りの方、雑誌「すばる」の編集者の皆様、総勢何人くらいだった。とにかくみんな同じグリーン車に乗って、いちばん近い高野ムツオ先生がまず仙台で下車した。次が大宮で私が下車。あとは東京で最後の解散式の予定。お世話をしてくださった方々お疲れ様でした。