2012年11月28日 のアーカイブ

エネルギッシュな街・香港

2012年11月28日 水曜日

以前、突発性難聴に襲われて以来、海外旅行はしていない。だから今回は10年、いやそれ以上の久しぶりの海外の旅ある。香港はとにかくエネルギッシュな街だと思った。駅のエスカレーターの早いこと。これでは絶対お年寄りは乗れない。電車に乗り込んだら、連れの一人がドアーに挟まれているのにぐいぐいと戸が閉まってしまう。三日間の食事に寄った規模の大きなレストランのどこも満員。朝食のお粥をとる小さな個人店も満員。

予定通り初日の夕食は上海蟹づくし。上海蟹をむしゃぶりつくところから始まる。翌日の朝は、やはりお粥である。これまでの中国旅行での粥は本当に何も入らない白粥そのものだったが、ここ香港で二度食べた粥は白粥には違いなかったが濃厚な味が付けられている。そうして粥の種類が多い。圧巻は2日目の夜の海鮮料理。その蝦蛄の大きさに度肝を抜かれた。西洋皿に3匹の蝦蛄が唐揚げになって並んでいたが伊勢海老、否それ以上の大きさで、それが真中から切って運ばれてきた。その蝦蛄をさらに切り分けて7人で食べたことを言えば、その大きさが想像できるだろう。本来はそうした料理を食べながら歓談に時間を費やすのだが、我々は飢えた餓鬼のように食いあさって会話も忘れてしまった。

二日目の昼間、金魚街やフラワーマーケット、そしてバードガーデン。これは小鳥好きの人達の情報交換の場であると同時に小鳥や小鳥籠や餌を販売している。生きた虫が袋に入って売られている。昼食の飲茶の店は予約が出来ないらしく、Aさんの秘書がテーブルを押さえて待っていてくれた。我々はやっぱり俳人グループだから、しっかり午後はAさんのオフィスの会議室で句会も行った。

風景スポットはやはり定番の香港夜景、ヴィクトリア・ピークの眺めということになるだろう。当日は小雨模様の一日だったので覚悟はしながら山頂に向かった。香港のビルの高さは百階建てなど当り前の高さ。それが林立するこちら側と対岸のビルの林立の灯は確かに想像しただけでも壮観だが、今回は霧の中の灯。しかし、ときどき対岸の灯が見えたり隠れたりしてかえって幻想的な夜景を堪能した。

深夜のホテルへの帰り道で、腰の曲がったような老人が店から出る段ボールを手押し車に乗せている光景を幾度もみた。それが老人の仕事であるかのような光景だった。Aさんが「貧富の差も大きいんだ」とつぶやいた。

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