2012年11月13日 のアーカイブ

松明あかし

2012年11月13日 火曜日

121110_1901~02 以前、と言っても15年くらい昔に須賀川の「牡丹焚火」の行事に行った時、その一週間前が「松明あかし」だったという情報を知った。それからずっと果たせずに、今年やっと機会が訪れた。新幹線を降りてまず目を惹いたのが紅葉。

10日の松明あかしの時間に合わせた出発だったので、宿に荷物を置いて須賀川の五老山へ。天正9年三春城主の廓の一つ五老山館が有った場所で松明あかしの行われる。
伊達政宗に攻められ落城したとき戦死した人々の霊を弔うために始められた祭だという。松明の大きさはや高さは電柱をもっと太くしたようなものと想像して貰えれば手っ取り早い。覚悟はしていたが、雨が降ってきて、長い時間を立ちつくすのは辛抱が要った。一番見易い場所を探して一周してくると、屋台で買いこんだジャガバタやおでんやたこ焼きが調達されていた。そのジャガイモの美味しかったこと。すべてが行き当たりばったりの計画だったので、翌日の朝食もホテルでとるか、外で見付けるか決めてなかった。結局、前夜の屋台からの食物調達も翌朝の食事の段取も昼食の饂飩屋さんも、お誘いした慈庵さんが先導してくれた。

二日目は芭蕉の足跡を周ったが、この地には大正11年創刊の「桔槹」という雑誌がある。殆どの人が原石鼎の「鹿火屋」に属しながら続いてきているので、雑誌を開くと見知った名前がたくさんあった。さらに驚いたのは昼食に立ち寄った饂飩屋さんも記念館の方も、私の名前を挙げる人たちをよく把握して居て、しみじみ地域の雑誌であることを実感したが、みんな高齢である。主宰は84歳。そのほかの知人もみんなそれに準じる筈だが、地域の結束が存続させることだろう。

日曜日に帰ってきて翌日の句会はなんとも思わなかったが、今日になって身体が重くて頭が痛い。咽喉も痛い。何とか医者にはいかないと、拗れたら大変。

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