2012年1月 のアーカイブ

子規新報第2巻32号  

2012年1月6日 金曜日

俳句雑誌評   筆者 三好万美

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『遊牧』2011年12月号・主宰塩野谷 仁

2012年1月5日 木曜日

俳誌探訪    筆者 高野礼子
 「ににん」  夏号   通巻43号 代表/岩淵喜代子  発行所/埼玉県朝霞市

今号の巻頭頁は、清水哲男氏が「震災詩歌」を執筆。続いて、一誌の特徴である「物語を詠む」のコーナーは、石原慎太郎氏の『人陽の季節』を詠んで二十四句。その作品より。
  
  一撃のボディフックや目雷      伊丹竹野子
  太陽の季節遠のく秋の空

「ににん集」 「(独)一字を詠み込んでの作品)より。

  ジャズピアノ独身行族といふ日焼け   長嶺 千晶
  独活大本鬼も独りになるときか      岩淵喜代子
  なゐ去りて寡独の増えし夏港       辻村 麻乃
  
「さざん集」より
  夏立ちぬ南蛮潰の酢が効いて      平林 恵子
  しゅわしゅわのグラスを透かす夏景色 木佐 梨乃
 
連載評論は、『預言者草田男』を長嶺手品氏、「この世にいなかった俳人』を岩淵代表、『わたしの茂吉ノート』を田中庸介氏、『歩く人・碧梧桐』を正津勉氏と、共に丹念に書かれていて、それぞれの作家の人問的魅力が伝わってくる。その他に、ミニェッセイの「月下独酌」、「吟行燦燦」、「俳句の風最」、「奥の細道を読む」など、中味の濃い充実した内容である。

小原啄葉『季題別全句集』 2011

2012年1月5日 木曜日

小原啄葉『季題別全句集』
蛇捕りの義兄なりしが自殺せり
桑括る人に飛島見えてきし

翌年の股間をくらく靴磨
馬も家族大寒の夜の尿長し
鉄屑量る分銅吊す冬日の上

大正10年生れのその半世紀の歴史が見える全句集。たとえば今は見なくなった靴磨きや馬も同じ屋根の下に暮らす風景などが、ここではともに並んでいるからである。

明けましておめでとうございます

2012年1月1日 日曜日

nininnno
「ににん」45号は発送されました。「ににん」にとって冬号は新年号でもあります。表紙絵は仲間の尾崎じゅん木さんの筆によるもの。喪に服すという意識ではなかったのですが、落ち着いたダークグリーン、そしてこれも偶然なのですが函館のハリストス正教会が表紙絵です。

昨年は創刊十周年を済ませ、碧梧桐座談会も格段の面白い発展を見せました。その一段落の直後の大地震は、日本人にとってずっと語り継がれることと思います。実際ににんの中では一番若い四宮さんは、その震災を期にボランティアに通っているうちにいつの間にかその地へ移住してしまいました。「ににん」でもこの地震、そして津波からの復興は記録していこうと思っています。

新たな企画として「ににん」集は灯と火の歳時記に向けて進み始めました。「ににん」のみなさま、そして「ににん」を読んでくださるみなさまのご多幸をお祈りいたします。

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