2012年1月29日 のアーカイブ

手術

2012年1月29日 日曜日

手が滑って、剃刀で小指の第一関節の上を切ってしまった。浅くはないと思ったのはかなりな出血があったからだ。そのまましっかり包帯を巻いておいたら一週間ほどで切り口は塞がって傷口も乾いてきた。それで初めて気がついたのだが、どうも曲げることは出来るのだが手助けがないと曲げた指が真直ぐにはならない。

そのうちもっと完治したら、伸ばすことも出るだろうと思ったが、外出のついでに整形外科に立寄ってみた。ところが医師の言うには筋を切ってしまったので、手術をしなければ戻らないと言う。それで、病院への紹介状を書いてくれた。病院へ行ったのが25日。怪我をしてから三週間近く経っていた。

若い医師は親指や人指し指は掴むことにも支障をきたすから手術をしなければならないが、小指は使わなくても日常に支障がないから、と手術のリスクのほうばかり並べた。医師がいちばん気にしているのは、日にちがたち過ぎていて、筋がぼろぼろびなっているから再生しにくい、ということだった。

でも、このところパソコン教室でipadの操作を教えて貰っているのだが、左手の小指だけ曲ったままなのが妙に気になった。曲ったままよりは、曲がらないままのほうがいいような気もする。医師は手術をするにしても来週になると言った。私はがっかりしたような気持ちで「そうですか」というと、また考えて、土曜日の午後に入れてくれた。

それで今日はその手術日、もういちど医師から手術をするかどうかの確認を求められた。どうも手術をすすめたくないようだった。「キャンセルしてもいいんですよ」と言うのだった。「どうしていいかわからないわー」と実際、途方にくれてしまった。こんなことなら俳句関係にも医師はたくさんいるのだから、情報を集めるべきだった。結局、初心貫徹でいくことにした。

吃驚したのは、小指の先の手術でも医師が二人がかり、その他のスタッフが四人ほど。血圧計や心拍計を取りつけられて手術台の上に横になった。麻酔も小指の先だけに効いているようで、他の指の感覚はあった。手術の半ばに交通事故の救急患者の問い合わせが入って、待てるなら来てもいいと指示しているのが耳に入った。

手術は一時間半くらいだっただろうか。やはり萎縮して端はぼろぼろになっていたがなんとか寄せて繋げたらしい。あとは私が回復のために念ずるしかない。いつか、イボを念じて消したように念じ続けてみることにする。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

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