2011年4月26日 のアーカイブ

俳壇年鑑2011年

2011年4月26日 火曜日

実力作家の秀句

  大足の人も虫干ししてゐたり    岩淵喜代子
  浜豌豆咲けばかならず叔母が来る
  まるごとが命なのかも海鼠とは

 俳諧味を含み,手強い句を読んだという充足感が残る。一句目、大足小足の出る慣用句は、今は憚られるとこであろうか。小事に拘らず大胆な句。二句目は叔母と浜豌豆の取り合せに説得力がある。三句目、そう言われてみれば、摘出した父の臓器も、海鼠のようであった。  (評者・小林貴子)

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