2015年5月1日 のアーカイブ

霜柱踏めば輝く近江かな   岩淵喜代子

2015年5月1日 金曜日

筆者 引間智亮  (「鷹」2015年5月号より転載)

これも地名と水が成功している。近江というのは琵琶湖と近江の地、両方を指す。
霜柱を踏むという朝の日常の行為から湖の輝きに気づく。 同時に霜柱が辺りに散らばるこの近江の地も輝きに満ち ていることを発見する。寒い朝の少し心があたたまる光景だ。(ににん57号ににん集より)

人はみな闇の底方にお水取    岩淵喜代子

2015年5月1日 金曜日

筆者 蟇目良雨   (「春耕」2015年5月号より転載)

奈良東大寺二月堂の 縁下に集まっ て人々はお水取りの 行事 の 始まりを待つ 。二月堂内では練行僧による修二会が行われ、 夜八時ころの 初夜を過ぎると堂縁を大松明が走る。堂の下に 集まっ ている人々は降りかかる火の 粉に歓喜する。お松明が 無くなればまた真の 間に取り残される。みな闇の底方に居てお水取りを見守る。(「 俳句四季」2015年4月号花辛夷16句より)

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