俳誌『耕」代表であるとともに、英文誌の『耕」も発行して国際的な活躍をしている俳人だが、俳句は伝統を踏まえた骨格を感じる一集である。
潮の香のかすかに流れ青芒
野やひろしところどころに春の丘
音立てて馬穴の底を蟹歩む
かげろふや戦を知らぬ人の群
どの枝も葉と葉を重ね柿青し
灯の山の煙の中まで黄落期
読み終わって、ゆるやかな自然への接し方が伝わってきた。
俳誌『耕」代表であるとともに、英文誌の『耕」も発行して国際的な活躍をしている俳人だが、俳句は伝統を踏まえた骨格を感じる一集である。
潮の香のかすかに流れ青芒
野やひろしところどころに春の丘
音立てて馬穴の底を蟹歩む
かげろふや戦を知らぬ人の群
どの枝も葉と葉を重ね柿青し
灯の山の煙の中まで黄落期
読み終わって、ゆるやかな自然への接し方が伝わってきた。
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