『遊牧』2014年6月号・主宰塩野谷仁より

俳誌探訪   筆者 高野礼子

『ににん』2014年冬号 第53号
代表・岩淵喜代子
発行・埼玉県朝霞市

目次に続いて、吟行・火と灯の祭
「若草山山焼」と題し。
作品「山談義」12句より

山焼きの山を下りて山談義    伊丹竹野子

作品「冬萌」12句より
冬萌や石に埋もれし石の貝    岩淵喜代子

「ににん集」兼題・広場より

のどかさや猫は広場の哲学者    木佐梨乃
椋鳥鳴きて広場は影の中にある   木津直人
しづり雪鉄の匂ひの広場かな    武井伸子

「さざん集」

無我無我と秋蚕這いゆく音立てて  岩淵喜代子
手囲ひの蛍と歩く橋の上      及川希子
何気なき母の一言水の秋      牧野洋子
一誌の特徴として俳論に重きが置かれて、「乞食路通」「定型詩の不思議」「などがある。俳誌の最後に付録のページ「雁の玉章」があり五名の担当執筆されている。

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