三田きえ子第七句集『藹藹』 2011年 俳句四季

はるかより夜の汐にほふ吊忍
水鳴るは笛鳴るごとき良夜かな
ぼうたんに起居憚りゐたりけり
椋の木に椋のきてゐる春隣

端正な姿の立ち上がる句集。それは自然諷詠が自然の気配を掴み取ろうとする詠みかたにあるのではないだろうか。結社「萌」を主宰する昭和6年生れの作家である。

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