青空の果ても青空揚雲雀   岩淵喜代子

 (春嶺8月号 現代俳句瞥見より 筆者・縣 恒則)  よく晴れ渡った青い空が広がっている。その青い空へ舞い上がると、広がっていた青空の遠くに更に空が青く晴れ、広がっていた。揚げ雲雀の視点で捉えられた限りなく青い、しかも広々とした空だ。繁殖期の雄は空高く舞い上がるが、その雄雲雀になりきった作だ。(「俳句四季」6月号発表句)

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