宗田安正著『最後の一句―晩年の句より読み解く作品論』 2012年11月 本阿弥書店 

最晩年に焦点をあてた作家論である。夏目漱石からはじまって摂津幸彦まで26人。作家の最晩年の位置から生涯を見通していることで、作家論が成り立っている。本書をよみながら、しみじみ俳句は「あいさつ」即ち存問の文学であることを実感した。

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