堂内に打ち水己が心にも
花とべら天の鳥船待つ浜辺
燕の子改札口を見下ろして
急磴はそのまま天へ木の芽風
一枚の鋼となりて鷹渡る
たぶたぶと船底たたく秋の水
昭和14年生れの「太陽」編集長である。作者は「太陽」の創刊の広島県三原で生れている。三原は尾道に近い瀬戸内海際のおだやかな土地である。句集『二重虹』はその空気を盛り込んだ作品集で、どの一句を取り出しても広々とした空を感じる。気が付いたら、屋内の句は見当たらなかった。
堂内に打ち水己が心にも
花とべら天の鳥船待つ浜辺
燕の子改札口を見下ろして
急磴はそのまま天へ木の芽風
一枚の鋼となりて鷹渡る
たぶたぶと船底たたく秋の水
昭和14年生れの「太陽」編集長である。作者は「太陽」の創刊の広島県三原で生れている。三原は尾道に近い瀬戸内海際のおだやかな土地である。句集『二重虹』はその空気を盛り込んだ作品集で、どの一句を取り出しても広々とした空を感じる。気が付いたら、屋内の句は見当たらなかった。
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