歯を抜いて銀のさざなみ寄する冬   秦 夕美

秦 夕美さんの美意識、表現方法というものの冴えの集約された一句である。歯を抜いた後の道すがらの水辺の風景と取ることも出来る。それだけにはとどまらないで、歯を抜いたあとのざらざらとした感触が映像化されたものとしても、感覚的に共感できる。

現代俳句文庫 秦夕美句集 2917年  ふらんす堂より

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