氷瀑をしばらく雨の叩きけり    奈良文夫

(奈良文夫第六句集 『急磴』   2016年   ウエップ)より

氷った滝、その動きのない滝、しかも音もない滝をしばらく雨が叩いたのは、作者だったかもしれない。あるいは作者の思いが雨になったのかもしれない。

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