せりなずなごひょうはこべら放射能  高野ムツオ

(せりなずなごひょうはこべら)と新春の若菜を数え、その最後に放射能を据えることで古典的な七草を鮮やかに塗り替えている。

「高野ムツオ第六句集『片翅』 2016年  邑書林」より。この句集も東日本大震災の延長の作品集である。他に以下がある。

溶岩のごとき笑顔も五月かな
口中に螢火飼いしまま老いぬ
戦争や葱いっせいに匂い出す
若布喰い白魚を喰い涙ぐむ

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