接骨木の花はじめからぼんやりと   岩淵喜代子    

「松の花」5月号 主宰・松尾隆信

現代俳句管見(二〇七)

総合俳誌より筆者・平田雄公子

「接骨本の花」は地味だが、円錐花序に小さな白い花が無数に付く。その「花」の有様は、曰く有り気ではある が、捉えどころが無い。この場合の「はじめからぼんや り」は、巧まずして愛敬なのかも。

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『郭公』・主宰井上康明  2016年5月号
ーー俳壇今の今ーー  筆者・若林蕗生

(俳句四季3月号)より   「巻頭三句」より。接骨木は山野に自生する落葉低木である。 接骨木と書くのは、本を煎じて骨折や打撲の箇所を温めると効 有りと言われるからとのこと。

春に淡い黄色の小花を密集して 咲かせる。庭木にも仕立てる事もあるが、特段美しいという程 ではない。しかし、淡淡とした花の姿が見るものの心を和ませ るようだ。

この句は「はじめからばんやりと」の表現が、正に 接骨木の花であることを思わせる。表現の妙と言えるかも知れ ない。作者が接骨木の花にいつも思いを寄せているのであろう。

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