初めての雨

  雨が降らないからだと、通るたびに思っていたことがある。我が家の向かい側の家は農家、否もと農家だった。その延長で今でも大型の車が回れるような庭で、端には納屋があり収穫した野菜の洗い場もそのままになっていた。

その家の後ろ側に広がる庭つづきの土地は、昔は欅が何本も伸びていたが、それがあるとき栗林になった。ところがいつかその栗の木も伐ってしまって薮状態が続いて久しい。秋になると、家屋敷を囲む「まてばしい」の木に絡まる烏瓜がオレンジ色の実をたくさんぶら下げている。ところが昨年はその一所からぼたぼたとキウイが落ちてくるのだ。見上げても分からないのだが地面に小型の確かにキウイの実だ。

いちど拾って確かめようとしたらどれもこれも鳥の食べた痕があった。それでも毎日毎日通るたびに十個くらいは落ちているので、疵のないのを拾ってみた。小さいけれど確かにキウイだった。それも国産の無農薬だ。その状態が今年の正月を越えるまで続いていた。アスフアルトの道路に落ちるのだからすぐに車が轢いてしまって地面に張り付く。

果汁の粘着力がつよいのか、キウイの皮がいまだにそのあたりにたくさん張り付いたままである。今朝は道路が濡れていたので雨が降ったらしいが、そんな雨ではいっこうにキウイの皮は洗い流せないに違いない。やっぱりそろそろ一雨きてくれなくては。 明日は雪になるという予報が出ているが・・。

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