宇治橋は伊勢の神宮の内宮の参道口にある参道のこと。木造の和橋の両側に神明鳥居があって、下を五十鈴川が流れている。(沓の音)は記紀の世界へ渡る音でもあるのだ。その沓音の響きが、戦後に施行された「文化の日」という極めて象徴的な祝日の音でもあるかのように思わせる。
(大鷲と化し仙人がひるがへる)(鳴くことが命の証し蟬時雨)(風筋を読みゐて眠る百合鴎)。島村 正 第十二句集『一億』 2015年 宇宙叢書(岩淵喜代子)
宇治橋は伊勢の神宮の内宮の参道口にある参道のこと。木造の和橋の両側に神明鳥居があって、下を五十鈴川が流れている。(沓の音)は記紀の世界へ渡る音でもあるのだ。その沓音の響きが、戦後に施行された「文化の日」という極めて象徴的な祝日の音でもあるかのように思わせる。
(大鷲と化し仙人がひるがへる)(鳴くことが命の証し蟬時雨)(風筋を読みゐて眠る百合鴎)。島村 正 第十二句集『一億』 2015年 宇宙叢書(岩淵喜代子)
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