山神を祀れる四人焚火せり   山中弘通

浅田次郎の『神座す山の物語』を読んだばかりだった。神官の家に育った少年はどこかに霊を意識する日常があった。山中氏の句集にも(初生りの柚子も遺品のひとつなる)・(神杉と大きな橡の裸木と)など、日常にある神の存在が自然である。
山中弘通第四句集『山の神』  2015年  邑書林

コメントをどうぞ

トップページ

ににんブログメニュー

HTML convert time: 0.184 sec. Powered by WordPress ME