老ひとり風となるまで耕せる
婆さまの言葉のわかる葉抜鶏
ここからは?となる樹木葬
春の駒海の高さを歩むなり
小屋の鶏一日放して垣手入
老の身に次の日ありて天高し
大正10年生れ、第七句集『平心』は詩歌文学賞を受賞している。透徹した詠みぶりは老いの覚悟の裏打ちにもよるだろう。一句目の「風となるまで」には生涯の象徴が感じられる。
老ひとり風となるまで耕せる
婆さまの言葉のわかる葉抜鶏
ここからは?となる樹木葬
春の駒海の高さを歩むなり
小屋の鶏一日放して垣手入
老の身に次の日ありて天高し
大正10年生れ、第七句集『平心』は詩歌文学賞を受賞している。透徹した詠みぶりは老いの覚悟の裏打ちにもよるだろう。一句目の「風となるまで」には生涯の象徴が感じられる。
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