卵剝く冬の港の男らよ   深代 響

(冬の港の男)と読むうちに読者は誰でも町の中の男や山男とも違う独特な雰囲気を想像する。それは港の一語だろう。港という言葉を纏うことによって、なんだかわからなくても、独特な物語性を感じてしまうのである。しかし、それだけでは既視感を露わにしてしてしまう。一句は(卵剝く)によって読み手と繋がってゆくのである。(句集『雨のバルコン』  2014年 鬣の会 風の花冠文庫より)

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