たはむれに吹く草笛の火の音色   岩淵喜代子

道々に草笛になりそうな木の葉、草の葉を見ると吹いてみたくなる。郷愁に誘われ吹いてみると思いがけなく、(火の音色)であった。草笛という季題を身近な生き生きとした命あるものにしている。誰しも人生懐かしいことばかりではない、忘れていた一駒を突かれたような心に深く食い込んでくる作品。

(「枻」五月号・筆者・中村幸子)

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