宮崎斗士第二句集『そんな青』 2014年6月  六花書林

1962年生れ。「海程」所属。「青山俳句工房05」編集発行人
栞・言葉の跳躍力へー安西篤
感覚と喩とー塩野谷仁
「おっぱい」という語感ー柳生正名
ひとりっきりのポストモダンー小野祐三

東京暮らしはどこか棒読み蜆汁
地平線描けとうるさい春の馬
バックミラーに向日葵今だったら言える
棉虫や旅は睫毛に触れてくる
葉音からはじまる手紙如月は
蓑虫揺れて悲しい手紙でもなかった
帰省子に夜が来て朝が来て大盛り

句集を読みつづけながら、語感ということばを反芻していた。
たとえば宮崎氏の句を花鳥諷詠の方法でも読めるだろう。
しかし、作者はその古典的な表現は選ばなかった。
ここに、作者の語感が作者の思想となって、作品化していくことを感じた。

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