夏山を見よと単線曲るなり
地を這うて日暮のきたる種茄子
ほたる火にいつしか息を合せをり
竹夫人倅が借りていつたきり
たましひに色ありとせば月の色
耕してたがやして山近くなる
青すぎる空に疲れて一葉落つ
「誰もが見ていて、誰も詠まぬ独自の世界に・・・」と師の黛執氏の帯文にあるように、文芸は誰もが見ていることを掬い取れるかどうかにあるのだとおもう。
一葉の落ちる様を十人が十人なりの世界として切り取ることで、詩は面白いのである。角川賞受賞者。
夏山を見よと単線曲るなり
地を這うて日暮のきたる種茄子
ほたる火にいつしか息を合せをり
竹夫人倅が借りていつたきり
たましひに色ありとせば月の色
耕してたがやして山近くなる
青すぎる空に疲れて一葉落つ
「誰もが見ていて、誰も詠まぬ独自の世界に・・・」と師の黛執氏の帯文にあるように、文芸は誰もが見ていることを掬い取れるかどうかにあるのだとおもう。
一葉の落ちる様を十人が十人なりの世界として切り取ることで、詩は面白いのである。角川賞受賞者。
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「一合の酒いつぽんの山桜」
私は恩師(金子兜太)を亡くし茫然とした日々っですがこの句は
今の現状から抜け出させてくれるような気がします。
金子兜太さんがいないんて、いまだ信じられません。
まだまだ、先生の体温があちらこちらに感じられて。岩淵喜代子