松田ひろむ第三句集『游民』  2014年2月  角川学芸出版

栞 星野高土・加藤瑠璃子・酒井佐忠

けやき散るけやきの胸を冷たくし
棉を吹く悲しいときはかなしくて
満開のさくらさくらに燐寸摺る
愛憎も三月十日以後不通
さくら蕊降るよ嬰児わたされて
爽けしや虚子きょしきょしと米磨いで

『鴎座』主宰松田ひろむの句集『游民』はどこを開いてもそのお人柄の洒脱さを表現に表われている。
お人柄というものは句柄と同じかもしれないと思うのは松田氏の句集を読んで改めて感じた。初めてお目にかかったのは雄山閣出版で歳時記を編む一員として出向いたときだったから、すでに12,3年は経っている。
真摯な俳句への意気込みを奥に秘めながらか、洒脱な親しみ易すさがいい。

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