松村昌弘第二句集『白川郷』  2014年3月  角川学芸出版

かなかなの次の鳴く声じつと待つ
薄墨の花の散り際去り難し
花びらの散りゆく先は深き谷
大家族なごみし炉火を今も焚く

「天弓」主宰の第二句集は、そのタイトルが表わすように、白川郷は歩きなれている土地なのではないだろうか。あえて、白川郷の特長である合掌造りを、ことに詠んでいるわけではないが、清浄な空気が風土を蘇らせる句が随所にある。ほとんどの頁に植物の句があることも風土の影響なのだろう。

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