相野暲子第二句集『でんがら餅』 2013年5月 文学の森

蝌蚪の紐水を濁して引き寄する
湧水に力ありけり神の留守
山神に弓矢を祀り菖蒲葺く
甘樫の丘越え来たる稲雀
落し角拾ふ野墓を掃除して

作者の住んいるところが東吉野鷲家、まさに原石鼎が二年ほど過した土地である。そこは風土の香り濃い場所なのかもしれないと、つくづく感じ入った。「この句集は後世、民俗学の資料としても重宝されるだろう」と茨木和生氏が帯にも書いている。

コメントをどうぞ

トップページ

ににんブログメニュー

HTML convert time: 0.381 sec. Powered by WordPress ME