鬼の子や昼とは夜を待つ時間   岩淵喜代子

2012年10月20日 毎日新聞朝刊 
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◆季語刻々 今昔       坪内稔典
 季語「鬼の子」は蓑虫。「枕草子」によると、蓑虫は鬼の生んだ鬼の子。親の鬼は、そまつな着物を着せ、秋も半ばになって秋風が吹く頃に戻って来る、それまで待て、と言って捨て去りにした。それで、秋風が吹くころになると、「ちちよ、ちちよ」と蓑虫は鳴く。
 夜は鬼などの魑魅魍魎の時間。鬼の父が戻るとしたら夜だろう。

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