現代俳句月評 筆者 川島一紀
地獄とは柘榴の中のやうなもの 「俳句」九月号
柘榴の実の中は鮮紅色のルビーのような珠玉が詰っている。これは、多数の種が纏っている外種皮である。ぬめぬめした紅玉が立錐の余地の無いように犇めき合っている。ある意味では、種がのたうつ赤い地獄のようでもあると感じる。
現代俳句月評 筆者 川島一紀
地獄とは柘榴の中のやうなもの 「俳句」九月号
柘榴の実の中は鮮紅色のルビーのような珠玉が詰っている。これは、多数の種が纏っている外種皮である。ぬめぬめした紅玉が立錐の余地の無いように犇めき合っている。ある意味では、種がのたうつ赤い地獄のようでもあると感じる。
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