尾崎人魚句集『ゴリラの背中』 2011年 文学の森文庫

朝寝してふたり魚のやうにゐる
夢に見る木蓮はいつも白です
走り梅雨慣れぬ枕で聴いてをり
赤絵の具一本絞り秋隣
秋空の青きところに梯子挿す

一句目の比喩のかるやかさを、比喩とも思わず読み進む。全体には曖昧さのない輪郭と色彩を持った新鮮さを感じる作品集。作品が文庫本という形にも合っていて、ポケットの中から取り出して読みたい句集。

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