雲雀鳴く揚がりきつたる雲の中
花芒揺るるものより枯れにけり
浮寝鳥さびしき時は向き変へて
はじめなく終りもなくて蜷の道
ボロ市の人出を映す古鏡
千畳の一畳に立つ夏岬
風の扉を押して花野の人となる
対象への想い、それが雲雀の揚がった雲の中へ、そうして揺れるものから枯れてゆくという断定になり、向きをかえる浮寝鳥へのまなざしへ及ぶ。そうして、その想いが自身を風景の中の点景となるのだろう。
雲雀鳴く揚がりきつたる雲の中
花芒揺るるものより枯れにけり
浮寝鳥さびしき時は向き変へて
はじめなく終りもなくて蜷の道
ボロ市の人出を映す古鏡
千畳の一畳に立つ夏岬
風の扉を押して花野の人となる
対象への想い、それが雲雀の揚がった雲の中へ、そうして揺れるものから枯れてゆくという断定になり、向きをかえる浮寝鳥へのまなざしへ及ぶ。そうして、その想いが自身を風景の中の点景となるのだろう。
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