2015年4月3日 のアーカイブ

ぺんぺん草

2015年4月3日 金曜日

150329_1444~01 ににんの仲間と近くの黒目川のお花見をした。花嵐とも呼びたい強風で桜は殆ど散ってしまいそうだ。土手の桜並木の外側には、秋にはコスモス畑になる土地に雑草がいっぱい。それもペンペン草が畝を作っていた。どうみても自生とは思えない。薺の種なんていうのもあるのだろうか。もっとも正月の七種には薺は必須である。店で売られている七種はこうして育てられたものなのかもしれない。

ずいぶん昔、「貂」の仲間と鎌倉吟行をしたときに、誰かが薺飯を作ってきた。それは、こんな風な畑のものではなく、野原に出かけて摘んできたものだ。あのときは川崎展宏先生とそのお友達だった飯島耕一氏も一緒だった。うろ覚えだが(鎌倉山へ担ぎ上げたる薺飯)というような句を詠んだのは飯島氏ではなかったろうか。なにしろ、「貂」には料理の上手な女性が揃っていた。

その「貂」のお仲間のひとりのお嬢さんが、今日の黒目川お花見の同行者辻村麻乃ちゃんなのである。鎌倉吟行をしていた頃、彼女は高校生くらいだったかもしれない。ほんとうに、月日を感じてしまう。黒目川のほとりには、枹杞も芽噴いていた。枹杞飯などという季語もあるのだから、この芽を摘んで炊けばいいのだろうか。どう見ても食べられそうもない葉である。秋には枹杞の実が成るのだから、見間違いをしているわけではないのだが・・。

草刈の終り裸になりにけり   太田土男

2015年4月3日 金曜日

この句、裸になった経緯を草刈で大汗を掻いたのでシャワーでも浴びるから、としたなら身も蓋もなくなる。本当に俳句という文芸は、身も蓋もない話を身も蓋もあるように詠み、身も蓋もあることを身も蓋も無いように詠むことなのではないかと思うのである。

ほかに(雪晴れや生きてゐますと煙出し)・(蓮見舟ふはり濁世へ戻りけり)・(鬼やんま目玉になつて飛び来る)など。太田土男句集『花綵』 2015年 ふらんす堂

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