草刈の終り裸になりにけり   太田土男

この句、裸になった経緯を草刈で大汗を掻いたのでシャワーでも浴びるから、としたなら身も蓋もなくなる。本当に俳句という文芸は、身も蓋もない話を身も蓋もあるように詠み、身も蓋もあることを身も蓋も無いように詠むことなのではないかと思うのである。

ほかに(雪晴れや生きてゐますと煙出し)・(蓮見舟ふはり濁世へ戻りけり)・(鬼やんま目玉になつて飛び来る)など。太田土男句集『花綵』 2015年 ふらんす堂

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