2014年8月9日 のアーカイブ

逃水の向うに道の続きをり   岩淵喜代子

2014年8月9日 土曜日

評者・今野好江

(『俳句四季』6月号 「遍路」)<蜃気楼>現象のひとつである(逃水)。遠くの道路面に水たまりがあるかのように見え、近づくにつれ遠ざかることから(逃水)という。地面近くの異常高温による光の異常屈折現象である。
現実にはないものを追う虚しさ。追っても追いつけないまぼろしである。

逃水や道の片側田水鳴る   角川源義

今はもう、まぼろしを追うよりも田水の音や、その先に続く道をゆく作者なのであろうか。(ランブル8月号  現代俳句鑑賞)

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