2013年10月 のアーカイブ

斎藤眞爾氏の「深夜叢書」50周年祝賀会

2013年10月4日 金曜日

如水会館での「深夜叢書」50周年祝賀会。発起人は瀬戸内寂聴氏。
出版社だからそれはそれは多彩な顔ぶれだがひと際輝いているのが瀬戸内寂聴さん。お元気である。席に寛いていても、つぎつぎ、みなさんが横に並んで写真に収めていた。どなたにもにこにこと応じていたのはやはり年輪である。そうして五木寛之さんの変わらないダンデイないでたち。

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思いがけない取り合わせ、と言ったら失礼になるかもしれないが、ひばりプロの社長加藤和也氏と社会学者上野千鶴子さんお二人の乾杯の音頭。ぎっしり詰まった会場がゆるやかな渦となって、来客たちの歓談の場になった。思いがけない人たちから発送したばかりの「ににん」の感想も頂いた。

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斎藤さんはと言えば、なんだか申し訳なさそうに人混のなかに隠れていた。斎藤さんと寂聴さんとの出会いは、お土産に頂いた対談集によると二十代だったようである。すでに深夜叢書は立ち上げていた。井上光晴氏の紹介だったとか。そういえば、斎藤眞爾さんは井上光晴に似た雰囲気がある。それも寂聴さんとの繋がりを濃くしているかもしれない。とにかく一人で出版社をしているのは稀有な存在である。
ますますのご発展をお祈りしたい。

虹がどこかにでたらしい

2013年10月2日 水曜日

1日にやっと「ににん」52号をクロネコメール便に手渡した。特別企画が重なって100頁ちかくなってしまったので、段ボール箱に三個。

晴々とした気持ちで夕方からの神保町での集まりのための外出準備をしていたら、テレビで虹が出たことを告げていた。なんだか、わたしのために揚がってくれたような思いで外を見まわしたが、見つけられなかった。晴々としているのは、数日前に二宮で現代俳句神奈川県支部の会で石鼎を語る講演も無事に終わったことにもある。

今日は朝日文庫、現代俳句の世界の川端茅舎と松本たかし篇、その松本たかしをテーマに語り合う会である。この文庫は出るたびに買っていたのだが、すべて読んでいるわけでもなかったのでわが書庫にありながら初めて開くような気がした。しかし、読んでいると頁が折られた場所が2か所もあったので一度は目を通していることを知ったが、発行は昭和60年だから、すでに30年近くも眠っていた本なのだ。

眠っていると言えば有斐閣新書の「わが愛する俳人 第一集」も手にしながら開いていない本だ。朝日文庫よりさらに10年ほどまえに発行されている。ここに上村占魚がたかしについてを語っているのもついでに読む機会を得た。川端茅舎にしても松本たかしにしても病気のために徒食の人生だ。それゆえに文化、芸術だけに生きられた人生とも言える。

この論理でいえば、定年後の人たちはこうした徒食の徒に似た生活をしているのではないだろうか。それなら定年を迎えた人々の文化的活動がもっともっと膨らんでいってもいいのではないかと思う。

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