斎藤眞爾氏の「深夜叢書」50周年祝賀会

如水会館での「深夜叢書」50周年祝賀会。発起人は瀬戸内寂聴氏。
出版社だからそれはそれは多彩な顔ぶれだがひと際輝いているのが瀬戸内寂聴さん。お元気である。席に寛いていても、つぎつぎ、みなさんが横に並んで写真に収めていた。どなたにもにこにこと応じていたのはやはり年輪である。そうして五木寛之さんの変わらないダンデイないでたち。

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思いがけない取り合わせ、と言ったら失礼になるかもしれないが、ひばりプロの社長加藤和也氏と社会学者上野千鶴子さんお二人の乾杯の音頭。ぎっしり詰まった会場がゆるやかな渦となって、来客たちの歓談の場になった。思いがけない人たちから発送したばかりの「ににん」の感想も頂いた。

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斎藤さんはと言えば、なんだか申し訳なさそうに人混のなかに隠れていた。斎藤さんと寂聴さんとの出会いは、お土産に頂いた対談集によると二十代だったようである。すでに深夜叢書は立ち上げていた。井上光晴氏の紹介だったとか。そういえば、斎藤眞爾さんは井上光晴に似た雰囲気がある。それも寂聴さんとの繋がりを濃くしているかもしれない。とにかく一人で出版社をしているのは稀有な存在である。
ますますのご発展をお祈りしたい。

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