2012年4月3日 のアーカイブ

ににん46号 新企画

2012年4月3日 火曜日

予定通り「ににん」46号春号が発送出来た。昨日か今日あたりには大方の人の手に渡る筈である。てんやわんやのうちに、必ず一つぐらいの失敗やらミスやら重ねながら、それでも46回目の雑誌を完成させた。とにかく、発行しなければ先へ進めない。

この号からエッセイの栞を入れた。というのは「ににん」は評論も俳句も一定の枠を作りながらも、誰でも無制限に受け付けている。しかし、エッセイの類は最後の頁の「俳句の背景」と火と灯の歳時記のための「ミニエッセイ」のほかは設けていない。随筆の場も設ければ、という声も上がるかもしれないが、このエッセイも自由にしてしまうと、あまりに範囲がひろくなって、俳句雑誌の方向が緩んでしまう。

それで、栞形式を取ることにした。今回は本当の栞そのもののように3人しか書かなかったが、人数が増えれば冊子に発展する可能性も出てくる。なによりも、書き手が書く場を得ることで、自分を蓄積させていけばいいと思っている。実際のところ、私もエッセイを書くことに魅かれるのだが、今は石鼎に決着を付けたいと思っているので、「雁の玉章」制作に専念したい。

急に思いついた企画、栞「雁の玉章」一号ではあるが、栗原良子さんと木津直人さんの二人が名乗りをあげてくれた。どちらも、才人の愉しい文章である。私は今回は頁の都合上、奇数人にしなければならないので、やむなく以前発表したものを転載した。企画は十五周年まで続けたい。

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絵になる人がいるものだが、花でも殊に絵になるものがある。それがポピーである。なんの造作もかけないのに、いかにも絵になるように配置された。

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