増殖する俳句歳時記

 このところ「喜代子の折々」をサボっているのではないの、と言うひとがいた。たしかに更新の頻度が減っていたかもしれない。ほんとうをいうとあまり下らないことを書いてもしかたがない、という自省の思いがあったからである。でも今日は嬉しいことがあったので書きとめておく。

 今日の「増殖する俳句歳時記」に、「にににん」の木津直人さんの句が採用されている。いまさら紹介するまでもない「増殖する俳句歳時記」だが、七人の評者のひとりが交替した。その新しい書き手の小笠原高志が「ににん」春号から見付けだしてくれたのが「雁帰る沖にしづめる剣いくつ  木津直人」である。

評者小笠原さんについては、もうすでにどこかに紹介されたとはおもうのだが、正津勉さんを中心に行われている万愚句会のひとりで爽やかな青年である。すでに俳句評を読んでもわかるように彼の持っている真摯な文学教養を十二分に発揮した文章で楽しみである。

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