帯文 神蔵 器
蟷螂の子にして揺らぎ進むなり
氷にも箒目のあるお寺かな
楮小屋氷柱を折つて入りけり
猪垣の内外雪の押し合へり
菊を折る音としばらく日溜りに
どの頁を開いても、身辺の微かな気配を掬い取っている視線が感じられた。それが、一集の好感度となっている。
帯文 神蔵 器
蟷螂の子にして揺らぎ進むなり
氷にも箒目のあるお寺かな
楮小屋氷柱を折つて入りけり
猪垣の内外雪の押し合へり
菊を折る音としばらく日溜りに
どの頁を開いても、身辺の微かな気配を掬い取っている視線が感じられた。それが、一集の好感度となっている。
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