後の月

今夜は十三夜、後の月、窓から見る限り真ん丸く見える。十五夜は天候が悪い事があるが、後の月は大概晴れていて、どこにいても月が見える。こんな時には十二月に泊りで雁をみにゆくろまん館の周囲ならさぞ煌々としているのだろう。今朝の新聞には月を過る雁の列の写真が載っていた。あー、こんな仕事をする人もいるんだなー、と改めて写真を撮った人を想った。北海道で映したものだ。

今年は雁を機会のあるかぎり見に行くつもりだ。すでに12月の初めは「ににん」の仲間で予約した。これは塒入りと朝の飛びたつ雁の両方を見せてくれるツアーだ。その前に、11月20日に塒入りだけ見るツアーに参加する。一人で行くつもりでいたが、話を聞いた人がいくというので結局4人でいくことになった。日帰りで気楽に行ってこられるのがいい。あの雁の夕空の空気はなんと説明したらいいのか分からないが涙が出るほど感激する。病みつきになってまた行きたくなる風景だ。

「ににん」44号で上田禎子さんのささやかな追悼頁を組んだが、遺族の方には喜ばれる文章なのだろか、とちょっと不安だった。しかし今日、余分にあったらもう少し冊子がほしいという娘さんからの礼状が届いていたのでほっとした。夕方、古事記の旅をしている仲間から、テレビで島根県が映っているという電話が入った。火野正平のこころの旅だった。11月の初めにはまた出雲に行く。この冬は旅が多くなりそうだ。

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