春の地震12・放射能汚染

原子炉の故障は大なり小なり当然放射能漏れが起るのは時間の問題だった。原発を作るときに、まさか故障など起きないと思っていたわけではないだろう。起きたら必ず今回の汚染問題が浮上するのは当然だ。今日は東京で水道水の一部も汚染していて、2歳以下の子供には水道水を飲ませんないようにと呼びかけている。怒りを通り越して、虚脱感に襲われる。20キロ以内で退避を強要された人たちはどんなに悔しい思いをしていることだろう。

風向きが変わったら今度は宮城県のほうが汚染されることになる。そのときにはもう一度、新たな汚染地域が広がることになるのだ。ようやく落ち着きを見せ始めた宮城県の人達を混乱の渦に巻き込まないで欲しい。娘の一家も多少の家の修理やら壁紙の張り替えなどをしなければならないので、散乱した家具や本を完全には整理していない。なにしろ、直ぐに業者がやってきてくれるわけではないからだ。ガスがまだ開通しないというので、IHのコンロを電気店から送ってもらった。仙台の営業所止めであるが、それでも進展である。ガスが使えないのでお風呂だけは銭湯を利用している。

古川に住む娘の連れ合いの実家では父親が入院していて、その看病に母親が付き添っているので、家の中の崩壊はいまだ手付かずの状態だという。それに業者でも頼まないと整理が出来ないくらい、倒壊しているらしい。家の中に居るときに地震に出合っていたら父母たちは重い家具の下敷きになっていたかも知れなかった、という。恐ろしい。娘の長女は仙台駅に居てこの地震に出合った。バリバリと凄い音がして屋根から物が落ちて来て、水が噴き出したりして、「まるで映画のようだった」と言った。多分、テーマパークのユニバーサルスタジオにいるような気分になったのだろう。

ついでだから書き記しておこう。成人式を済ませたばかりの次女は学校が休みで家にいた。その母親である娘は仙台市の中心でこの地震に出合って、急いで車を我家へと引き返した。途中あちらこちらで水が噴き出していたらしいが、道は通れたようだ。家の玄関前に犬を抱いて怯えていた次女と玄関を開けると、シューズボックスが倒れていて入れない状態だった。次女はそのシューズボックスが倒れる前に家から飛び出したのだ。二人は、一か所戸の外れかけた部屋があってそこから家に入ったようだ。

コメントをどうぞ

トップページ

ににんブログメニュー

HTML convert time: 0.178 sec. Powered by WordPress ME