春の地震9・日常

原子炉の仕組みがおぼろ気ながら掴めてきた。とは言ってもやはり原子炉は怖い存在であることに変わりがない。畑の葉物が放射能を浴びてるとかあびなかったとか。我が家の畑では葉物が採れ時なので買う必要はないのだが、地震以後売っていないのが納豆である。これはどこのスーパーでも売っていない。

今日の昼食は一つ残っていた冷凍しておいた納豆を開けてみた。自然解凍したものだが見掛けも味も遜色ない。それと畑で連れ合いが採ってきたばかりの小松菜の胡麻和え、こんにゃくの刺身、こんにゃくは地震で家にばかり居るためにやや体重が増えていることへの配慮。冷凍のシュウマイ。粕漬けの鯛、とは言ってもこれも自家製。食べきれない魚は粕に漬けておくことが多いのである。老人の二人家族は工夫をしないと、物が余って仕方がないから、この地震のときでも買いだめなどしない。

なかなか余震が収まらない。携帯の「緊急地震予報」が唸らない日はない。この携帯の「緊急地震予報」も揺れているのに鳴らなかったり、鳴っているのに体感しなかったり、どういう仕組なのだろう。情報の往来があるたびに、地震被害に遭った知人が増えてくる。

広島の印刷所から「ににん」の校正を「送りました」というメールが入った。こんなときだから何日もかかるのかと思っていた。ところが、いつものように翌日配達で届いたのは嬉しかった。少しずつ日常が戻ってきたような気分がする。

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