春の地震4

地震以後カルチャーも句会も祝賀会も中止になったから、ほとんど家に居るのだが、時々の余震やら、よく掴めない被災地の様子やらで落ち着かない時間を過ごしてきた。昨日、やっと娘から電気が通じたとの連絡で一安心。

それでも、ガス水道はまだ通じないので、家でのお風呂は使えないらしい。どこかの銭湯が開くという情報を得て、並んで入ってきたという。30人ずつ30分と決められての入浴だったが、救われた思いだったとか。問題はガソリンである。3時間並んで10リッターしか買えないらしい。それでは3時間待っているうちに半分消費してしまうと嘆いていた。

ガソリンについては、こちらでも不足していて、スタンドが閉っているところもある。必要なものを送ってあげたいが宅急便も郵便局も宮城県は受け付けて貰えない。なんだか知恵がないような気がする。こんなときこそ郵送手段を発揮してもらえれば助かるのに。

それにしても地震に追い打ちをかけた原発事故はどうして起こったのだろうか。よくシステムが掴めないが、原発が地震によって止まるようにしてあったようだが、無理に止めたことが、次の事故を誘発しているようにも思える。作るときには高頭脳を寄せ集めて完成させたかもしれないが、それを管理する人たちに管理する能力があったのかどうか。今回の原発は、地震でも作動させておいたらどうなったのだろうか。原発事故は絶対起してはならないのである。

宮城県の北にある女川原発の村を訪れたことがある。友人に同行してその親戚に宿泊させてもらったのだ。その村は原発を受け入れたことで潤っているようだった。20年以上昔のことだが、当時過疎化している村には、あまり使われないという立派な体育館やら運動場などの施設が聳えていた。

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